「叡王戦」参加を決意した羽生善治名人。人工知能は人間を凌駕するのか?
2029年の近未来、人工知能「スカイネット」が暴走し、機械軍を率いて人類へ反乱を起こす――人類は果たして絶滅の危機から脱することができるのか……?
これは、1894年に公開されたSF映画『ターミネーター』における設定です。その後、ターミネーターシリーズは大ヒットとなり、現在までに5本の映画とテレビドラマまで公開されました。人工知能「スカイネット」は自己存続が最大の目的であり、そのため自らを破壊しようとする人類の殲滅を企てるというものです。
このようにSF映画の世界では人工知能は人類を凌駕する存在として描かれることが多かったのですが、その未来を暗示させるような出来事がついに現実世界でも起きたのです。